生育が遅く、種子から花をつけるまで7〜8年もかかると言われます。
病気にも弱いために栽培技術が確立されず、乱獲などもあり、なかなか見られない花になってしまいました。自生地の地元ではたいへん大切にされてきた花です。
ほんのりと甘い香りを漂わせる清楚な姿は、日本最古の書「古事記」中にも登場し、昔から多くの日本人の心を魅了してきました。
神武天皇が奈良県の狭井川のほとりで、後の皇后となる伊須気余理比売命(いすけよりひめのみこと)と出会い恋をした時に、岸辺にはこのササユリの花が咲き乱れていたといいます。
また、万葉集の中でもサユリ花として謳われています。